会社のサイトリニューアルに失敗しないために出来ること。【2】
好きな四文字熟語は有村架純、マキタです。
今回は、前回の記事の続きです。
早速行ってみましょー。
3.失敗の一番の原因は誰?
サイトリニューアル失敗の一番の原因は誰かって、そりゃ場合によるでしょって感じですよね。
ただ、かなりの確率で発注側に原因があることが多いです。
炎上しそうですねww
どういうことかというと
- Web屋に丸投げ
- 記事の内容に一切関わってこない
- Webサイトを何のために作るのか自分でもわからないまま発注する
この3つは非常に多いので、気をつけたほうがいいかもしれません。
◆Web屋に丸投げ
いつも、よくこんな恐ろしいことが出来るなと逆に感心してしまうんですが、Web屋さんってサイト作りのプロなだけであって、「あなたの会社の営業マンよりあなたの会社のサービスや商品をうまく売り込むプロではない」んですよね。
自社のサービスや商品を誰よりもうまく説明できるのは、自社の人間であり、そこには気持ちも入った説明や文章がかけるはずです。
そこをよくわかっていないWeb屋に内容書かせるのって、恐ろしくないですか?
僕だったら自社の営業マンに原稿書かせます。
セールスポイントやどういう組み立てでトークすればお客さまが納得するのか、一番わかっているのっていつもそれを売っている営業マンですからね。
◆記事の内容に一切関わってこない
さっきと内容似てますが、ここホントに重要なんです。
ちゃんと協力して記事を作りましょう。Web屋さんと。
原稿をキレイにしたり、見やすくしたり、それをネット上で見れるようにするのがWeb屋さんです。
あなたのWebサイトで何を伝えたいのか?
あなたのWebサイトで販売したいものの特徴やセールスポイントは何なのか?
どういうお客さまに、どういう事をWebサイトを通して感じていただきたいのか?
ちゃんと考えましょう。
他社の人間に本来はこんな大事な部分任せたくないはずです。
◆Webサイトを何のために作るのか自分でもわからないまま発注する
高いお金払って作るのに、そのサイトっで何をしたいのかわかってないって致命傷だと思うんですけど、いかがですか?
- 何を販売したいサイトなのか
- 何を知ってほしいサイトなのか
こういった目的がはっきりしていないと、内容からデザインから全てがブレブレになっちゃいます。
内容がブレてると結局何が言いたいのかも伝わらないし、情報の発信側がわかっていないってことは、初見のお客さまや、興味がある程度のお客さまは更に意味がわからない内容になっているはずですよね。
- その状態で何となく、かっこよく作ってよ。
- オシャレにつくってよ。
- インパクトの有るデザインがいいな。
とか言われたWeb屋さんはどう作っていいかわかりません。
みんな脳みその中違いますよね。
- かっこいい=シンプルなかっこよさ
- かっこいい=和モダンなかっこよさ
- かっこいい=メタルや未来っぽいかっこよさ
- オシャレ=アンティークウッドのカフェ
- オシャレ=宝石できらびやか
- オシャレ=モノトーン
- 赤=血の色
- 赤=夕日の色
- 赤=マグマの色
全然違いますよね。
ここをうまく、その◯◯って、どういう◯◯ですか?
って制作側は聞き出していくんですが、
Webサイトで何をしたいのかも決まっていない場合は、これらの違いも明確になっていないことが多いです。
こんな状態で作られたサイトでは、すぐに訪問してきたお客さまは帰ってしまいます。
うーん、じつにもったいない!!
ただ何とな〜く、かっこいい・オシャレなサイトが作りたいと思って漠然としたイメージを伝え、何度もデザイン修正させている、させた結果なんだか微妙なサイトになってしまった。
自分もなんだか納得行かない、当然、プロのデザイナーなのに口を出されてダサいサイトを作らされたデザイナー、サイト訪問ユーザーは見る気も起きない、こんな誰も幸せにならないサイトにお金を出すのは嫌ですよね。
どうしても自分でとことんこだわったデザインにしたいのであれば、やはりそれ相応の金額をデザイナーに支払うか、自分で作るかしかありません。
デザインはもちろん重要ですが、僕は全ての商用Webサイトはどんな目的であれ売上アップのために存在していると思うので、どうサイトを活用して売上を立てるか?
に考える時間を使ったほうがいいとはアドバイスしていますけどね。
4.リニューアル完了後がスタート
Webサイトは公開した段階では、完成度50%と僕はいつもお客さまへ伝えます。
だって、ただ出来ただけなんです。
前回の記事のようにリアルに置き換えたら、どういう状態なんでしょう。
「誰も知らない場所に、誰も知らない店が建った」
これ以上でも以下でもありません。
実際にこのお店に人を集めて、売上を立てようとしたら?
- チラシを撒きます。
- 看板を立てます。
- 従業員を教育します。
- 業務効率化のための設備を入れます。
- 常連さんにはちょっと贔屓してあげます。
- いつもお店をキレイにします。
- 飽きられないようにメニューや商品を入替えます。
- ライバル店が出てきたら、サービス内容や価格などで差別化をはかります。
- etc...
リアルでもやること、たくさんありますよね。
もちろん、立地条件が良ければ、看板だけで、オープンしたばかりの頃はお客さまが勝手に来てくれるかもしれませんね。
さて、Webサイトに戻ってみましょう。
- 検索して出てきますか?
- 会社名や商品・サービス名だけで世の中の人検索してきますか?
- 記事や商品、お知らせを最新状態にしていますか?
- 何度もリピートしてくれるお客さまへ、メールでキャンペーンなどのご案内を出していますか?
- 飽きられないように、なにか工夫していますか?
- お客さまとの関係づくりは、どのようにしていますか?
- 競合と何が違うのか。なぜあなたのWebサイトから買うのか、理由がそこには存在しますか?
お店を建設して終わりじゃないですよね。
完成してからが真の営業スタート。
やることてんこ盛り状態ですよね。
Webサイトも一緒なんです。
できてからが勝負。
きっと、リアルでもそうですが、これが完璧・100%成功するっていうものは無いと思います。
それがわかってたら、みんな商売やる人って大金持ちになれますもんね。
だからこそ、少しでも100%に近づくために色々なことをしていく。
これはリアルでもWebでも一緒です。
だから、完成してからがスタートなんですね。
次回は最後、「売上が出てきたら打つべき次の一手」
これを書いていきたいと思います。